比類のない完成度の高い演奏で「現代最高」と評されるピアニスト。

1976年ウクライナ生まれ。5歳で名門グネーシン特別音楽学校に入学、名教授タチアーナ・ゼリクマンに学ぶ。13歳の時のモスクワ音楽院でのリサイタルのライヴＣＤがドイツ・エコー・クラシック最優秀新人賞を獲得。シナイスキー指揮モスクワ・フィル、テルミカーノフ指揮サンクトペテルブルグ・フィルなどと共演。グネーシン特別音楽学校の卒業の際にゴルドベルク変奏曲を演奏し、この曲のＣＤはグラミー賞にノミネートされニューヨーク・タイムズ紙で｢グールド以来最もパワフルな演奏｣と評された。クレーメル、アルゲリッチ、ヴェンゲーロフ、マイスキーなどと共演し、近年はベルリン響、シュトゥットガルト放響と共演するほか、ウィグモアホールやリール音楽祭への出演、ラインガウ音楽祭での「バッハ・チクルス」の継続など活発な演奏活動を展開している。所沢ミューズではリサイタル及び樫本大進［Vn］との名演奏で絶賛を博している。